SIMロック解除は自分でできる?本当に解除が必要なケースや解除方法について解説

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大手キャリアで割賦(分割)払いで購入した端末にはSIMロックがかかっている場合があり、自分でSIMロックを解除できないか考えている人もいるでしょう。

SIMロック解除を店舗で頼むと手数料として3,000円近く必要になる可能性もあり、金銭的な負担としてはなるべく避けたいですよね。

SIMロック解除はショップや電話から申し込むことができますが、時間がない方はウェブから自分で解除する方法がおすすめです。

一方で今使用している端末がSIMロック解除が不要な「SIMフリー端末」な可能性もあるので、まずはいつ発売された端末か確認してみるのも良いでしょう。

この記事ではSIMロックを自分で解除する方法やSIMフリー端末について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

Contents

そもそもSIMロック解除とは?

そもそもSIMロック解除とは?

SIMロック解除とは、端末でのデータ通信に必要なSIM情報の利用制限を解除して、希望するキャリアの通信自由に使えるようにすることを指します。

お使いのスマートフォンや携帯電話に他社や海外のSIMカードを入れ替えて使用したい際に、場合によっては端末のSIMロック解除を申し込む必要があります。

ロックされているとSIM(※)の差し替えが物理的に不可能となるため、端末そのままでの他社への乗り換えができません。
(※)SIM(Subscriber Identity Module)…端末で通信サービスを利用する際に必要なツール。

過去にはドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアが端末代金の滞納や不正転売などを防止するため、SIMロックをかけていました。

2021年10月以降に発売された端末はSIMフリー端末のみ

総務省が「SIMロック解除ガイドライン(※)」を出したことにより、2021年10月以降に発売されたスマートフォンはSIMロックが原則禁止となりました。
(※)出典:総務省

そのため2021年10月以降の発売端末は、購入したキャリアに関係なくすべてがSIMフリー端末となります。

しかし、2015年~2021年9月に発売されて現在も販売されている一部端末については、SIMロック解除の対応が必要な機種なので注意してください。

SIMロックを自分で解除する方法をキャリア別に解説

自分でSIMロックを解除する方法について、大手キャリア別で解説します。

SIMロック解除はウェブ・ショップ・電話などから自分で申し込むことができます。

今回は大手3キャリア別にウェブから申し込む方法を解説するので、必要な方は参考にしてみてください。

【au】自分でSIMロック解除をする方法

auのスマートフォン・携帯電話でSIMロック解除をする方法は以下のとおりです。

  1. My auの「SIMロック解除のお手続き」にアクセスする
  2. 手続きをしたい電話番号を選び[選択]をタップする
  3. 契約時に決めた4桁の暗証番号を入力して[次へ]をタップする
  4. [au/UQ mobileで購入した端末]をタップする
  5. SIMロック解除をしたい端末にチェックを入れて[次へ]をタップする
  6. 「解除の理由」と「連絡先」をそれぞれプルダウンから選択し、[この内容で申し込む]をタップする
  7. 仮登録の完了画面が表示されて連絡先メールアドレス宛にメールが送信される
  8. 受信したメールに送られたURLをタップする
  9. 「手続き完了」の画面が表示されたら手続き完了

手続きが完了すればSIMロックは既に解除されているので、自由なタイミングでauから他社に乗り換えられます。

格安SIMに乗り換えることでauよりもお得な月額料金でスマホを使えるでしょう。

自分でSIMロック解除を完了できるか不安な方には、解除不要で乗り換えられるUQモバイルやmineoがおすすめです。

いずれの格安SIMもauのキャリア回線を利用したまま、お得な料金プランに乗り換えることができますよ。

【ドコモ】自分でSIMロック解除をする方法

ドコモのスマートフォン・携帯電話でSIMロック解除をする方法は以下のとおりです。

  1. My docomoにログインする
  2. 「お手続き・各種設定」から[お手続き(お申し込み・解約)]をタップする
  3. 「カテゴリから探す」の中から[解約・その他]を選択する
  4. [SIMロック解除]の[もっとみる]をタップする
  5. [お手続きする]をタップする
  6. 2段階認証の注意画面で[次へ]をタップし、届いたセキュリティコードを入力してログインする
  7. SIMロック解除をしたい端末の「IMEI番号」を入力する
  8. 確認メールを受け取る連絡先を指定して[手続きを完了する]をタップする

ドコモの場合、スマホ端末の「IMEI番号」を入力する必要があります。

IMEI番号の確認方法【iPhone】
  1. [設定]アプリを開く
  2. [一般]をタップする
  3. [情報]をタップして「IMEI番号」の欄にある15桁の製造番号を確認する
IMEI番号の確認方法【Android】
  1. [設定]アプリを開く
  2. [デバイス情報]または[システム]内の[端末情報]をタップする
  3. [ステータス]をタップする
  4. [IMEI情報]をタップして15桁の製造番号を確認する

誤ったIMEI番号を入力してしまうとSIMロック解除の手続きが完了しないので、入力時は注意してください。

ただし格安SIMへの乗り換えを検討している場合に、ドコモ回線を使用している格安SIMであればSIMロック解除は不要です。

ドコモ回線を使用している格安SIMでのおすすめは、通信品質を落としたくない人はドコモの格安ブランドであるahamo、とにかく料金を安くしたい人はmineoのDプランがおすすめです。

【ソフトバンク】自分でSIMロック解除をする方法

ソフトバンクのスマートフォン・携帯電話でSIMロック解除をする方法は以下のとおりです。

  1. 解除したい端末の電話番号でMy SoftBankの「SIMロック解除のお手続き」にアクセスする
  2. 「IMEI番号」を入力して[次へ]をタップする
  3. 「お手続きが完了しました。」の表示でSIMロック解除完了

ソフトバンクの場合、スマホ端末の「IMEI番号」を入力する必要があります。

IMEI番号の確認方法【iPhone】
  1. [設定]アプリを開く
  2. [一般]をタップする
  3. [情報]をタップして「IMEI番号」の欄にある15桁の製造番号を確認する
IMEI番号の確認方法【Android】
  1. [設定]アプリを開く
  2. [デバイス情報]または[システム]内の[端末情報]をタップする
  3. [ステータス]をタップする
  4. [IMEI情報]をタップして15桁の製造番号を確認する

手続き完了後、Google Pixel以外のAndroidスマートフォンの場合は「解除コード」が表示されるのでメモを控えておきましょう。

解除コードはソフトバンク以外のSIMカードを挿入する際に必要ですので注意してください。

ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換え予定ならSIMロック解除は不要!

乗り換え後もソフトバンク回線の場合は面倒なSIMロック解除の手続きも不要になります。

  • 通信品質はそのまま料金は下げたいLINEMOがおすすめ
  • 通信費を徹底的に抑えたいmineoのSプランがおすすめ

SIMロック解除が必要な場合・不要な場合のチェック方法【iPhone・Android】

SIMロック解除が必要な場合と不要な場合の主なケースは以下になります。

SIMロック解除ケース例
必要・2015年5月~2021年9月までに発売された端末を、
購入したキャリアと別のキャリアで乗り換えて使う
不要・機種変更をしてもキャリアを変えない
・乗り換え先のMVNOでも同じキャリア回線を使う
・SIMフリー端末を使用している

2021年10月以降に国内で発売されるスマートフォンは「SIMフリー端末」なので解除が不要です。

一方でそれ以前に発売された端末は、2021年10月以降に購入したとしてもSIMロックの解除が必要になります。

今使っている端末がいつ発売されたものか分からない場合は、購入したキャリアでSIMロック解除対象の機種か調べてみてください。

SIMロック解除をするとどうなる?メリットやデメリットを解説

SIMロック解除を行うメリットとデメリットは以下のとおりです。

SIMロック解除のメリットSIMロック解除のデメリット
・中古販売時の買取価格をアップできるチャンス
・キャリアを変えても端末をそのまま使える
・SIMフリー端末として海外でも問題なく使える
解除相談サポートはあるものの、混雑しているとスムーズに相談できない

SIMロック解除を行うとSIMカードを自由に差し替えできるようになるため、キャリアも使う場所も自由にモバイルデータ通信ができます。

端末を使わなくなった人が中古買取業者に売る際も、解除をしておくことで買取価格がアップするチャンスに。

中古品で次に購入した人が好きなキャリアで利用できるので、端末を売るときは忘れずにSIMロック解除を行いましょう。

なお、この記事で紹介したようにSIMロック解除は1人でウェブから申し込むことができ、手数料もかからないためおすすめです。

しかし初めてのSIMロック解除で自信がない場合は、解除方法について最寄りショップで相談したい場合もあるでしょう。

スムーズに相談したい場合は混雑しにくい平日や夕方~閉店前にショップへ訪れたり、事前に来店予約を申し込んでおくことをおすすめします。

店舗でSIMフリー端末にしてもらうには?解除申し込みのやり方を紹介

店舗でSIMフリー端末にしてもらうには?解除申し込みのやり方を紹介

自分でウェブからSIMロック解除を行うのは自信がない人は、各キャリアショップで申し込みましょう。

  • au:au Style/auショップで受付
  • ドコモ:ドコモショップ/d gardenで受付
  • ソフトバンク:ソフトバンクショップで受付

店舗でSIMロック解除を受け付ける端末は、契約者本人名義のものに限ります。

契約者本人である確認用に運転免許証などの本人確認書類の提示が必要となる場合があるので、事前に用意しておきましょう。

解除したい端末と本人確認書類を用意して来店すれば、SIMロック解除したい旨をスタッフに伝えるだけです。

混雑を避けたい場合は事前に来店予約を済ませておくことをおすすめします。

SIMロックの解除方法に関するよくある質問と回答

SIMロック解除に関するよくある質問と回答をまとめてみました。

疑問が残らないよう、それぞれチェックしてみてくださいね。

Q1:同じキャリアのSIMロック解除はできる?

キャリアを変えなくてもSIMロック解除をすることは可能です。

予めSIMロック解除をしておき、数ヵ月後や1年後に別のキャリアに乗り換えることもできます。

また急な海外出張などが入ってもすぐに海外SIMを利用できるようになるので、いざという時のためにSIMロックを解除しておきましょう。

Q2:SIMロック解除はどこでできる?

SIMロック解除は端末を購入したキャリアの以下で申し込みができます。

  • 各キャリアのWeb
  • 各キャリアの店舗
  • カスタマーセンター

Webであれば24時間受付なので、すぐにSIMロックを解除したい場合はWebから申し込んでみてください。

Q3:中古端末を自分でSIMロック解除できる?

中古端末にSIMロックがかかっている場合、ドコモでは自分で解除を申し込むことが可能です。

auとソフトバンクは契約者本人の購入した端末のみが解除可能になります。

ただし、「ネットワーク利用制限」がかかった中古端末の場合はどのキャリアもSIMロック解除をすることはできません。

ネットワーク利用制限とは

ネットワーク利用制限とは、不正契約・不正取得した携帯電話/データ通信端末(以下、携帯電話機と表記)の通信サービスに利用制限を行うことです。

不正契約された携帯電話機が犯罪などに利用されることを防止するために、一定の条件に該当する携帯電話機でのソフトバンク通信サービスの利用を制限させていただく場合があります。また、正規取扱店以外(オークションや中古市場など)で購入した携帯電話機が不正に契約・取得されたものであれば、利用制限の対象となる場合があります。

引用元:ソフトバンク

通常の中古端末であればIMEI番号で解除を申し込みできるので、解除可否をキャリアに問い合わせてみてください。

Q4:使わなくなったスマホのSIMカードはどうすればいい?

解約したキャリアのSIMカードの取り扱いはキャリアによって異なります

ソフトバンクの場合は解約の際に店頭でのSIMカードの返却が必要(※)です。
(※)出典:ソフトバンク

契約者情報の入っていた重要なカードなので、勝手に処分せず購入したキャリアに問い合わせてみましょう。

Q5:SIMロック解除には何日必要?【ドコモ・au・ソフトバンク】

SIMロック解除はどのキャリアも即日で対応が可能です。

ただしau(※)の場合、21:30以降のウェブからの申し込みは翌日9:00以降に手続きが完了となります。
(※)出典:au

キャリアを解約した後でもいつでもSIMロックを解除できるため、解約まで時間がない方も安心してください。

Q6:iPhoneをSIMフリーにする方法はある?

iPhoneをSIMフリー端末として使うには、以下の方法があります。

  • Apple公式でSIMフリーのiPhoneを購入する
  • iPhone SE(第3世代)・iPhone14以降のシリーズをキャリアで購入する

2022年9月発売のiPhone14など、2021年10月以降に発売されたiPhoneであればどのキャリアで購入してもSIMフリー端末です。

Q7:中古スマホやタブレット(白ロム)はsimロック解除が必要?

白ロムとはSIMカードの入っていない端末のことを指し、中古ショップやオークションサイトで販売されています。

白ロムはSIMロックが既に解除された端末も解除されていない端末もあるため、確認をとって必要に応じて解除を申し込みましょう。

白ロムをゲットする際はSIMロック解除済み端末の購入をおすすめします。

自分でSIMロックを解除した端末で格安SIMに乗り換えてみよう

この記事ではSIMロック解除を自分で行う方法について紹介しました。

2021年10月以前に発売されたスマートフォンを使っている人もまだまだ多いでしょう。

SIMロック解除を自分で行うことで、今よりもぐっと月額料金を抑えた格安SIMを利用しやすくなります

まだSIMロックを解除しておらず、格安SIMが気になる方はぜひこの機会にSIMロック解除を済ませてみてくださいね。

この記事の編集者

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